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コンサート・リポートNo.4


渡辺真知子&フレンズ ジョイフルコンサート

日時:2005/7/8(金) 開場18:00/開演18:30

会場:上磯町総合文化センター「かなでーる」1階 大ホール(北海道函館市上磯町)

出演者:渡辺真知子(ヴォーカル)、国府弘子(ピアノ)、赤木りえ(フルート)

リポーター:ひぐま


前日とは打って変わって晴天の絶好日に恵まれたコンサート会場で空を見上げると、1羽のかもめが
大きく羽ばたきながら 「かなでーる」会場に差しかかったと同時に開場・受付がスタートしました。
開演間もない頃合いを迎えた客席も、今か・ まだか…って感じの期待感が行ったり来たりしておりました。
間もなくステージ左袖から、国府弘子さんと赤木りえさんの お二人が登場されました。
いよいよ「渡辺真知子&フレンズ ジョイフルコンサート」第1部の開幕です。
(会場から拍手)

開     幕

【第1部】

<デュオ:1>
まずは、お二人によるピアノとフルートのデュオとして、「♪イパネマの娘」「♪いつか王子様が」を演奏されました。

<トリオ:1>
続いて、国府さんのピアノが優しく囁くように滑り出すと、♪まっちゃんが「♪かもめが翔んだ日」 の1コーラスをステージ袖で朗読した後、
国府さんのピアノと赤木さんのフルートの演奏に乗ってステージ中央に登場し(会場から大拍手)、スローテンポ調で♪まっちゃんの
「かもめ」は、『かなでーる』の会場をゆるやかに舞い翔んで、ステージを1点集中で見つめる私達の心の中に、♪まっちゃんの歌声が優しく
染み入ってくれる心地にしてくれました。

<MC:1>
歌い終えた♪まっちゃんから、「上磯町の皆様、函館そしてもっと遠くからいらっしてくれた皆様、 お久し振りでしたぁ〜!今日は美女3人で
やってまいりましたぁ
(会場から早速の笑い)北海道は自然のパワーと言うか、肺が大きくなって声が出る出るぅ〜今日は最後までゆっくり
楽しんで行ってください!」
(会場から力のこもった拍手と笑い)の挨拶を済ませてから、ミコンズの 国府さんと赤木さんのご紹介に…。
お二人は前日に室蘭市でコンサートを済ませて、超ハードな中、当日レンタカーで会場に 入られたそうです。ちなみに♪まっちゃんは当日
入って来られたそうですが、やっぱりこの3人は並みじゃ〜ございませんね、 極上です!(笑)。♪まっちゃんが赤木さんを見て、「服を沢山
着ても、どこに体重があるんだろう…わかんな〜い
(会場から笑い)でも、そぉ〜私が標準です! (大笑い)ってボディ・アクション入り。
もう、客席は♪まっちゃんのお話に笑いを抑えられない状況で、スタートから笑いの連発状態となりました。
赤木さんは、プエルトリコで演奏活動をしながらアルバムを作られたり大学の客員教授をされたりで、ご当地から帰国をすると テンションがすごく
高くなっているそうでして、「このテンションの上がった状態で♪真知子さんと一緒にいると丁度いいのかなぁ〜」 っておっしゃられると、客席から
納得の拍手と笑いが重なって「うまい、うまい!」の声まで飛んでおりました(爆笑)
国府さんは、♪まっちゃんの趣味の一つのスキューバー・ダイビングを半ば強制的に(笑)進められたそうですが、今では 海中の世界の
素晴らしさを知ることができて、♪まっちゃんには感謝をされているそうです。
♪まっちゃんは、6/17〜6/25頃にブラジルへ行って来られたそうでして(今回で2回目)、2008年に日本人移民100年祭が 予定されており、
今回はそのオープニング・パーティのゲストでディナーショーに出席をされたとのことで、会場では日本のオリジナル ソングと外国の曲を交えて、
さらに最後のアンコール曲では「♪上を向いて歩こう」を歌って来られたそうです。
♪まっちゃんの歌を聴いて感動された第一世風のおばあちゃんが、ステージの♪まっちゃんの所へ来て「私は93歳!」って言って くれた
そうです(♪まっちゃんがおばあちゃんの真似をして声まで真似るもんだから、会場がまたまた笑いの渦)。色々な国からの移民者が居た
そうですが、移民館を作っているのは日本館だけだったそうです。

<トリオ:2>
MCが一段落したところで、赤木さんのフルートから「♪ブルー」の前奏が流れて来て、♪まっちゃんの 歌がスタートして国府さんのピアノが
その後に続いて…名曲に全員が酔いしれてしまいました。

<MC:2>
今回、北海道で初めての「ミコンズ・コンサート」となりましたが、さて、ミコンズが結成してどの位の時間が経つ?ということについて、
♪まっちゃんから「6〜7年?」、赤木さんから「かれこれ… (会場から笑い)、真知子さんがキューバに行ってからだから…」、国府さんから
「わかった!私がロスに留学している時だから97年」、♪まっちゃんから「国府さんが留学している時に、赤木さんが国府さんの家に住んでいて、
そこに私が遊びに行ったということで、そこから不思議なご縁がスタート」
って、ここまで来るのに、 6〜7年説・8年説・10年説と3人で色々と話されて
おりまして、要約ご本人達も納得された様子でありました(笑)。
♪まっちゃんが「お互いの付き合いが長くなると、テレビ、ディナーショー等で一緒になっても阿吽の呼吸で できるようになって…未婚でも(笑)
既婚でも(笑)恋する心を忘れてはいけないと思います」
と言いながら客席をぐる〜っと 見渡して、「中には若い方もいらっしゃいますが、ほぼ安定
している感じですね?!」
ですって(これには会場も大受けで大爆笑)
恋する歌の強力なヒット曲については、この後でご披露してくれることとなりましたが、その前に今回ブラジルから帰ってこられたことも あって
「向こうの本場のエネルギーが入っちゃってるもんだから…」って笑いながらおっしゃって、 さらに日本との時差についても「向こうで夜に歌っても
日本では朝ですから、歌ってる時には肺が全部寝ちゃってるのよね」
で、またまた会場から爆笑。
この次に恋する歌のヒット曲「♪コモフエ」と「♪ベサメ・ムーチョ」の2曲を連続で歌ってくれるということで、今度はその楽曲に ついての説明(学習)と
笑いをいただきました。「♪コモフエ」はキューバの名曲で「♪ベサメ・ムーチョ」と同じ位ヒットをしたそうですが、何故か「♪ベサメ・ムーチョ」が
一般的になったそうです。
赤木さんから「ある音楽の先生曰く、日本人は悲しい感じの曲の方が好きなようで、短調とか長調とか…」国府さんがピアノで短調と 長調の見本の
音を聴かせてくれて、♪まっちゃんから「北海道の皆さんは、丹頂(短調)と蝶々(長調)は どちらが…?!(笑)、♪コモフエは長調、♪ベサメ・
ムーチョは短調…楽しみながら学ぶ!(笑)」
いやはやブラジルから帰国後の時差ボケなんて全く関係な〜し、って感じで頭はフル回転で次から
次へと笑い話がポンポン出てくることったらスッゴイです(会場も笑いの渦)
「♪コモフエ」の意味は「どうしちゃったんだろう?」ということで、♪まっちゃんの声を1オクターブ上げての実演で笑いを誘い、 さらには「♪ベサメ・
ムーチョ」の意味の「もっとキスして!」では、フェイス・アクションで笑いを多いに誘っておりました。本当に愉快で楽しい♪まっちゃん!!

<トリオ:3>
「♪コモフエ」…赤木さんのフルートが恋する女性のせつない気持ちを伝えているような、そして国府さんの ピアノはキリっとした男性が全てを抱擁
してくれてるような、そして・そして♪まっちゃんの歌では2オクターブも声が高く上げられて いたようにイメージできましたが…(笑)。
本当に言葉はわかりませんが、事前に楽しみながら学んだせいでしょうか…この楽曲が一層 理解できたように感じます。

<トリオ:4>
「♪ベサメ・ムーチョ」…♪まっちゃんは1コーラスを日本語で、間奏では国府さんと赤木さんをしっかりと称えられて、 2コーラスは原語で
たっぷりとラテンの世界を聴かせてくれました。
♪まっちゃんから「ここで、と〜ってもいい感じになったところで、余韻を残しつつ少し休憩をいただいて、 また艶やかに出てまいりますので、
ご声援をヨロシクです!」
ということで休憩に入りました。

【第2部】

<ソロ:1>
ステージには純白の衣装で赤木りえさんのみが登場されて、フルートによる楽曲リレーとして 「♪ベサメ・ムーチョ」「♪エル・クンバンチェロ」
「♪コンドルは飛んでいく」
の3曲を演奏してくれました。
今回はパーカッションがない中、赤木さんのフット・リズムが見事にマッチングされてましたし、どこからあれだけの肺活量が出てくる んだろうかと驚いて
おりました。初めて聴かさせていただきましたが、とても感動いたしました。3枚のCDを購入しましたので、 これからジックリと聴かさせてもらいます。

<ソロ:2>
続いて、ステージには大人のドレスアップをされた国府弘子さんが登場されて、ピアノによる楽曲リレーとして 「♪忘れないよ」を演奏してくれました。
アルベルトさんがこの楽曲に詩をつけてくれたそうですが、ピアノを弾かれている 国府さんは、まるで自分の歌を歌っているように観えましたし、
国府さんの指はまるで魔法のようでした。やはり初めて聴かさせていただきましたが、こちらも実に感動いたしました。同じく3枚のCDを購入しました
ので、これからジックリと聴かさせてもらいます。

<デュオ:2>
国府さんからのご配慮で、国府さんと赤木さんによるピアノとフルートの追加デュオ「♪モルダウ」 (スメタナ作曲、赤木さんアレンジ)をオマケとして
演奏してくれました。聴いていて心の清められる感じがいたしましたです。 国府さん、赤木さん、有難うございました!

<トリオ:5>
続いて、鮮やかな出で立ちで♪まっちゃんがステージに登場いたしました(会場から大拍手)。 国府さんと赤木さんの今まで感じていたパワー
以上に温度差を感じてしまう…一体、これって何故なんでしょうか?!やっぱりパワーの 原石なのかも…(笑)。
前段でのお二人のプレーを多いに称えられて、早速、海の風景を思い浮かべながらの♪まっちゃんのリレー曲 「♪たかが恋」がスタートいたし
ました。波の向こうに入り込んで、ほぼ最後のフレーズ「♪〜たかが、たかが〜♪」の部分で、♪まっちゃんの大きな瞳にキラキラの光が…
♪まっちゃんの左の頬にツル〜ンと涙が流れておりました。客席も一緒にジ〜ンと固まってしまった感じがいたしましたが、最後までシッカリと
歌い上げてくれました(会場からは称賛の声と拍手)

<MC:3>
♪まっちゃんは気持ちを即座にスィッチして、過去に北海道へ来た時の思い出話を披露してくれました。@函館に来た時、函館山を眺めて
クビれた感じが中々いいということで、自分のボディと同じって感じの またまたボディ・アクションで笑いを誘ったり、
A札幌では藻岩山での景色が懐かしい、B網走から釧路まで船のクルーズ・ディナーがあって「♪ブルー」を歌った時のことらしいですが、最後の
「♪〜背中あわせのブルー〜♪」あたりで急に船が大揺れしたそうで、その揺れと同じように「♪ブルー」になって大変だったとか…。また、ロシアの
警備艇が見えてとても恐かったそうです。C一番最近では、一昨年の伊達紋別でのクリスマスディナーショーでの海の景色が懐かしかったそうです。
また、今回のブラジルでは、慰問先で初めて歌を歌わさせていただき、その後に通された部屋が、なんと仏間だったらしくて(?笑)、お供え物が
日本と違ってマンゴーやパパイヤといった物で(笑)、どこまでもシリアスにはなれなかったという思いをさせられたとのことで、お国柄が違うと
こんなにも違うものなのかなぁって、こちらも初めて知りました。

<トリオ:6>
「ここからはテンポの早めな曲で皆でヤリましょう!」っということで、 「ワン・ツー、ワン・ツー・スリー・フォー」という♪まっちゃんの音頭で、
「♪唇よ、熱く君を語れ」が…ピアノとフルートに合わせて会場の手拍子が待ってましたぁって 言わんばかりの感じで高らかに響きあがって、
♪まっちゃんの歌がパワフルにスタートいたしました。♪まっちゃんはステージの 左から右へと移動しながら得意のダンシングをしながら、
客席の皆に沢山のパワーを与えてくれました。

<トリオ:7>
続いて、間髪を入れずに私のお気に入りの「♪マシュ・ケ・ナダ」が…前曲もすごかったですけれども、 ♪まっちゃんは腰に手を当てながら
豪快なダンシングを見せてくれるし、国府さんも赤木さんも♪まっちゃんのパワーが乗り移ったぁ って感じでピアノとフルートを演奏してくれてるし、
客席からの手拍子も半端じゃ〜ございませんでして、手の平が真っ赤になって おりまして…でも、これが痛くないのでして、むしろ運動不足を解消
できたような実に心地いいモノでした(笑)。ですから会場は全員が一斉に盛り上がって最高のノリノリ状態でありましたぁ!こういう気持ちになれた
ってことが一番嬉しかったです!!

<MC:4>
歌を終えた♪まっちゃんは、「この次にここへ来た時には、沢山のお客様ともっと・もっと盛り上がれる ように溢れさせたいと思いま〜す!」
そして、「今の時代、音楽番組が少なくなってきていますが、 音楽ファンの皆さんが、こうして素直な気持ちで来てくれた暖かい心に深く感謝を
申しあげます。今日は本当に有難う!」

「最後に、20周年の時に作った歌で、生きていく時には色々なことがありますが…ラテン系で楽しく(笑)、 イタリアでは『マンジャーレ(食べて)、
カンターレ(歌って)、エ(そして)・アモーレ(恋をして)』という言葉があって、 私の場合はマンジャーレはいらないねって言われたことから(笑)、
『歌って歌って恋をして』というタイトルになったんですが… こうなったら、最後まで歌い込んじゃいますよぉ!今日は本当に有難うございました!!」


<トリオ:8>
国府さんのピアノと赤木さんのフルートが絶妙に絡んで「♪歌って歌って恋をして」が最高の音色で 演奏開始されました。♪まっちゃんは
ステージの左・中央・右へと移動しながら、「♪歌って〜」 の時にマイクを客席に向けて一緒に歌おぉ〜って何度も振ってくれまして、
♪まっちゃんとの合唱を全員で楽しまさせてもらえました。
最後のあたりでは「北海道の皆さん、今夜はステキ!」ってフレーズを挿入してくれて 「♪〜情熱の花〜♪」でしめられました。
客席からは素晴らしい花束が♪まっちゃんへ手渡されて、大満足をされた様子でした。その後は、国府さんと赤木さんを称えて、
いつも恒例の「全員、礼!」の号令でステージから袖へ退場されて、第2部の幕となりました (会場は大感謝の拍手の山)

<アンコール>
♪まっちゃん達が退場されてから、会場では大拍手とアンコールの大拍手が入り混じって、早くぅ〜・まだかぁ〜って待ち望んでいる
ファンの皆さんの声が聞こえてくるような感じで一杯でした(笑)。当然、叩いている手拍子の手は、もう真っ赤でございましたよぉ(笑)。
そうこうしている内に、♪まっちゃんを先頭に3人がニコニコしながらステージに出て来てくれまして、会場はもぉ嬉しいのなんのって…
(大・大拍手でお出迎え)
♪まっちゃんからは「皆さ〜ん、こんなに熱くって…もぉ〜手の平が真っ赤になっちゃってるでしょう。 北海道に来て心温まる…
本当に、皆さん、有難う!」
(国府さんも赤木さんも右に同じ!って感じ)「ちょっと変わった私のデビュー曲なんですけど…」
♪まっちゃんが言われたと同時に、会場からは「いよぉ〜、待ってました!わぁ〜い!、きゃ〜!」という声がかかりました。
さらに♪まっちゃんから、ここで得意の年齢ギャグが「私も丁度28年目になってしまって… デビューしたのが3つの時だから…!(笑)」
これには会場からも遂に出ましたぁ〜っとばかりにバカ受けでした (爆笑)
今年の「NHK歌謡コンサート」(2/15)OA時に、国府さんが♪まっちゃんのためにラテン風の特別アレンジをされた「♪迷い道」 を
選定してくれました。 聴きなれたラテン風「♪迷い道」がスタートすると同時に、♪まっちゃんは腰に手を当てながら 得意のダンスで
ステージの左・中央・右に来て盛り上げてくれるし、会場内は今までにない最高の大フィーバーで手拍子をするやら 一緒に歌うやらで、
全てを忘れて一点に集中するとは、まさにこのことを意味しているのかなぁって思わされました。 「ミコンズ・コンサート」は本当に来て
良かったぁと実感いたしました!
歌が終わって、かなでーるからの綺麗な花束が♪まっちゃん、国府さん、赤木さんへ手渡されて、最後のお別れをされてから
ミコンズ御三家様は仲良くステージ袖へ退場されました。

閉     幕

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